子供へ伝える「一塾」

世の中のわからないことを学ぶ。あと読書とか子育てとか。

都会の中の癒し【布引の滝】

新幹線駅のすぐそばの癒しスポット『布引の滝』

 布引の滝(ぬのびきのたき)は、神戸市中央区を流れる布引渓流(名水百選)にある4つの滝の総称。日本三大神滝のひとつ。日本三大名瀑にも選ばれることがある(出典:Wikipedia)そうです。

アクセス

 山陽新幹線新神戸駅から徒歩10分程度です。新神戸駅の改札を出て、さらに1階下へ階段を下ってから外へ出ます。そして駅を背に左へ歩いて行くと「布引の滝」という看板と矢印が出ています。

登山道

 狭い路地に並ぶ数件の民家の間を抜けると山へ通じる橋が見えてきます。この橋の手前左手にトイレがあります。これより先にトイレはないため、こちらで用を足しておくことを進めします。

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山へ続く橋


 橋を渡り左手に進んでいくと山の中へ入っていきます。舗装はされて階段になっていますが、中々急こう配でお年寄りや赤ちゃんを抱えた親御さんなどには結構辛いかもしれません。歩いてる人の多くは完全に登山の恰好ですね。

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急こう配の階段

 しばらくは木が多く水の流れる音は聞こえるものの、それ自体を目視できませんが、しばらくいくと少しずつ水の流れが見えてきます。

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下方に見える水の流れ

 途中何か所か水が溜まっているところがありますが、覗いてみると底は見えませんがなかなか澄んでいる綺麗な水であることがわかります。小さいお子さんがのぞき込むときは親がしっかり支えてあげましょう。

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雄滝

 登山道自体はそこまで広くありませんが、対面通行が可能で、左右で段差が付けてあるところもあります。子供連れでしたので15分ほどかかって『雄滝』に到着。水しぶきがかかるほどの距離には行けませんが、高さも迫力もあります。とにかく水がきれいです。

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雄滝

 座ってくつろげるよう4~6脚ほどのベンチがありました。腰を下ろして滝を見上げてのんびり癒される空間になっています。

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雌滝

 雄滝へいくまでに『雌滝』があります。ただ今回は雄滝を先に、降りる途中に雌滝によるというルートで散策しました。雄滝から雌滝へ降りる階段がありますが、とても急な階段なのでお子さんとは必ず手をつないでおきましょう。
 
 雌滝は雄滝よりもさらに距離をとったところに策がしてあり、2脚ほどのベンチと腰を下ろせる石が2~3置いてあります。滝の前に木の枝が掛かって、景色としてはとても良い雰囲気です。

新幹線の時間に余裕があれば

 神戸に住んでいれば思い立ったらすぐ立ち寄れる場所ですね。また、帰省や旅行で少し早く新神戸駅についた、もしくは帰りる途中に寄れるような場所をお探しであれば立ち寄ってみてもいいかと思います。

『アベノミクス』とは何だったのか。

貧富の格差拡大を招いた?

 岸田文雄総理大臣による組閣も着々と進んで、いよいよ新しい内閣がスタートします。注目される経済政策について、アベノミクスによる経済政策では恩恵を受けられなかった中間層への手厚い分配、格差是正に重点を置くとしています。アベノミクスの修正を図っていくということですね。

 ではアベノミクスという経済政策は一体どのようなものだったのか。成否については様々な視点がありますが、完結に内容について振り返りたいと思います。

アベノミクスという言葉の元ネタ

 アベノミクスという造語は安倍元総理大臣の名前に「経済」を表す英語の「economics」をくっつけて造られています。また1980年にアメリカのレーガン元大統領が行った経済政策が『レーガノミクス』と呼ばれていることにあやかった言葉です。ただ経済政策自体はレーガン元大統領のそれとは逆の政策です。

掲げられた『三本の矢』

 アベノミクスの3つの中心的な政策は「三本の矢」として掲げられました。「三本の矢」というのも歴史的逸話を元ネタとしています。政治家の作る言葉を紐解くと中々面白いです。以下がその三本の矢です。

 ①大胆な金融政策
 ②機動的な財政出動
 ③民間投資を換気する成長戦略

①大胆な金融政策

 金融政策とは金利やお金の供給量(マネーサプライ)を調節する政策で、主導するのは「日本銀行」です。アベノミクスで行われたのは日本銀行による大胆な量的緩和です。量的とはお金の量、つまりマネーサプライを増やしました。

 民間銀行がもつ国債を日銀が買い入れることで市中へお金をたくさん供給します。余りあるお金を手にした銀行はただ持っていても仕方ないので、企業などへ貸し出します。お金が市場に多く出回れば相対的に物の価値が上がりますので「インフレ期待」が起こり、実質金利は下がり、企業は積極的に借り入れして設備投資などをして景気が回復するという流れです。

②機動的な財政出動

 財政出動、つまり財政政策です。財政政策は政府の収入(歳入)や支出(歳出)を操作することで出回っているお金を経済状況に合わせて動かしていくことです。金融政策が日銀主導であるのに対して、こちらは政府が主導して行います。

 収入や支出を操作するというのは、例えば歳入を増やすために増税をしたり、需要換気のために公共事業を打ち出して歳出が増加するといった具合です。

 安倍政権において政府主導で需要創出のため10兆円規模の財政出動を行うとしました。公共事業ですね。

 そして第二の矢は第一の矢によって回復した景気を維持していくための政策という性質も持ち合わせています。

③民間投資を喚起する成長戦略

 成長戦略というものは時間の経過によって変遷するものです。当然成長しているのに戦略が変わらないなんていうことはありません。アベノミクスの成長戦略は以下の四つの視点をベースに日本経済の成長を目指していきました。

 ・投資の促進
  企業の投資を促すため、規制改革、制度改革を行っていく。

 ・人材活用強化
  「一億総活躍社会」なんていう言葉を聞いたことがあると思います。

 ・新たな市場の創出
  少子高齢化など新たな社会情勢を見据えた市場を開拓していく。「地方創生」など。

 ・世界経済とのさらなる統合
  「TPP」や「EPA」など貿易に関する協定が色々ありました。

アベノミクスの柱となるのは「大胆な金融政策」

 第二次阿部政権が発足する前の日本経済はリーマンショック東日本大震災の影響もあり底を打っているような状態でした。低迷する経済を復活させる、そして復活した経済をしっかり持続してさらなる成長を目指すという流れがアベノミクスの目指すところということになります。つまり、①大胆な金融政策による経済回復が何より急務であり、柱でした。

 実際その効果のほどはというと、日銀による国債の買い上げによって大量の資金が市中に出回り、市場にはインフレ期待が起こりました。日経平均は右肩上がりで上昇し、失業率も低下するなど成果は数字に表れていました。また円安も進み、輸出企業の収益改善につながり、日本経済は復活したと数字では示されました。

 ただ指摘されたのは儲かっているのは大企業ばかりで、我々庶民は恩恵を受けていないどころが物価上昇や増税によって生活が苦しくなっているという問題です。事実実質賃金は下がり続け、さらに消費増税で支出が増え生活を圧迫しています。大企業や富裕層をまず先に富ませることで、そこから溢れた利益が中小企業や庶民にいきわたる「トリクルダウン」という理論のもと進められた政策でしたが、結果的におこぼれはなく、単に富裕層がさらに裕福になったという格差拡大が起きました。

 本来なら大企業がしっかり儲けを出し、設備投資や国内での消費活動を行うことで、国内にお金が行き渡るという思惑でしたが、設備投資は国内ではなく外国で行われて国内需要を喚起する方向へは働かなかったという主張があります。

格差是正は成るのか

 新しく発足した岸田内閣では中間層への重点的な分配によって格差是正を目指すというお話がありました。アベノミクスという経済政策の賛否は立場によって様々あります。成果を示す数字もあれば、失敗だったという実態もあるわけです。ただここではその良し悪しよりも、この政策の中身はどのようなもので、それがどんな結果を示したのかということを知っておくと、この先の経済政策に対してもどんな結果を招くのかが予測でき、選挙での投票行為などで評価をくだせるようになるのではないかなと思います。

減量記録④「筋トレ」の効果

「筋トレ」はダイエットの最適解の一つ

 昔も今も時間が経つにつれ、ダイエット法も確立されては消え、いったい何が正解なのかわからなくなります。ダイエットしようと思えば摂取カロリーを消費カロリーが上回ることが絶対条件です。これなくして体重減少はないですね。

 消費カロリーを増やすにはやはり運動をすることを一番に思い浮かべ、明日から近所をジョギングしようと決意して走り始めますが、一週間後には走らなくていい理由を探しているのはあるあるです。いわゆる有酸素運動は何よりも一定以上の時間をかけないと効果が出ないという欠点があります。そこでせめて短時間で何か効果を得ようと考えて行き着くのが「筋トレ」という選択肢。

 筋トレはもちろん筋肉を増加させるトレーニングですが、ではなぜそれが最適解の一つであるかについて完結に書いていきたいと思います。

動かずともカロリーは消費する

 人のエネルギー消費は何も運動することに限って起こるものではありません。生きているだけでもカロリーは消費されています。このエネルギー消費を「基礎代謝」と呼びます。他にも食べたものを消化したり、体温を一定に保つためにもカロリーは消費されています。トレーニングにより筋肉が増加すると、この基礎代謝量が増加します。増えた筋肉を動かすのだから消費エネルギーが増えるのは当然、ということです。

 「基礎代謝」に使われるエネルギーは、生命維持のためのエネルギー消費のうち実に60%ほどにもなります。


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 そして基礎代謝のうち筋肉に使われるエネルギーは22%あり、すなわち筋肉で消費する量が多ければ意図的な運動をしなくても自然と消費カロリーは増えていくということです。

とにかく運動は嫌!摂取カロリーを減らす?

 摂取カロリーが消費カロリーより少なければ良いと言うのであれば、食べる量を少なくすれば筋トレすらせずとも痩せられる、と運動絶対イヤ側の人は思います。自身の基礎代謝量を考えての食事制限はなるほど有効かと思います。しかし、それを無視して例えば期間の定めなく絶食をしたり、極端な食事制限をすると、筋肉が衰えていき、減少した筋肉分の体重が落ちることでダイエットに成功したと勘違いしてしまいます。その効果を信じ、食事制限を継続していくとさらに筋肉は減り、筋肉が減ると運動することもしなくなります。そして体系が崩れていき、気持ちも落ち込んでいく。最悪そのような悪循環に陥りかねません。何より食事をしないストレスは耐え難い苦痛です。

 1日1食や16時間ファスティングなど健康に留意した食事法がいくつか話題になりました。私も試したことがあります。正直減量効果は抜群でしたが、どれも1か月程度と期間を決めて行いました。この手の方法を試す場合、必ず目標を設定し、正しい方法を必ず踏襲するといったことが大切だと思います。

無理なく、ストレスも最小限なダイエット最適解の一つ

 筋トレによる基礎代謝量の増加はすべてのダイエット法の土台になる方法です。日常生活の中で20分ほどのトレーニングでも十分効果があり、基礎代謝量が増加することで特別に運動することもなく通勤通学、家事などでもカロリーをしっかり消費することができるようになります。そして何より筋トレによって身体の外見も変わります。少しでも引き締まった身体を鏡に映して見るというのはモチベーション維持にものすごく効果があります。結果が目に見えるというのは大切です。

 ウォーキングやランニング、食事制限などいろんなダイエット法を試したけど続かない、効果がない、もしくはリバウンドしてしまったという人には普段の生活の中に「筋肉を鍛える・増やす」という意識を持つことを強く強くお勧めします。

「衆議院選挙」の流れを復讐

 太平洋沖を北東へ上昇する台風16号の影響か、外は曇天で風も強めに吹いています。関東地方が暴風域にかかりそうですね。大型で非常に強い勢力とされているので被害がないことを祈ります。

 9月29日の自民党総裁選挙にて岸田文雄政調会長が当選し、新総裁が誕生しました。いわば日本の新総理大臣の誕生です。100代目という節目でもあります。新総裁のもと、次に注目されるのは衆議院選挙です。9月30日の産経新聞の報道によれば臨時国会最終日の10月14日に衆議院解散をした場合、衆議院選挙は10月26日公示、11月7日投開票の日程が有力だそうです。

 ここでは衆議院選挙について復習しておきたいと思います。中学や高校の社会で習う選挙について、ハッキリ覚えていない方も少なくないはずですし、我々の子供の世代は18歳で選挙権が与えられます。その時に仕組みについて説明してあげられるよう、私自身もしっかり身に着けておきたいと思います。

衆議院議員選挙

 衆議院議員選挙について大まかにまとめていきたいと思います。

選挙に立候補できる人、投票できる人

 衆議院については以下の通りです。

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衆議院議員概要

 選挙権や被選挙権には年齢以外にも細かい規定があり、すべてに共通することは”日本国民であること”です。外国人参政権についての議論やニュースを耳にすることもあると思いますが、この規定があるために起こっている問題です。また、権利を失う条件もいくつかあります。
 
 任期は4年間ですが、内閣総理大臣の権限として衆議院の解散があります。解散するとその時点で衆議院議員という立場は無くなり、その後の選挙での再選を目指すということになります。

衆議院選挙の流れ
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衆議院総選挙の流れ

 図のような流れが衆議院総選挙およびその前後です。よくテストに出るのは日数の穴埋め問題でしょうか。衆議院解散と任期満了で総選挙の期日が変わってきますね。

 また衆議院議員が任期満了して総選挙が実施されたのは日本国憲法の下では1976年の第34回の選挙、1回だけです。なので、今回コロナ禍によって菅総理大臣は解散という選択をできず、衆議院議員が任期を終え、総選挙になるのかが一時話題にもなりました。
 

衆議院議員はなぜ任期満了しないのか

 戦後70年以上で26回行われた衆議院総選挙で任期満了後に行われたのは上述の通り1回のみですが、どうしてそんなに解散総選挙にこだわるのでしょうか。

 内閣総理大臣が持つ、衆議院を解散させる権利というのはとても大きな力です。この権力を行使できるか如何がその時点での総理大臣への信用力となっています。なぜなら、解散総選挙後に召集される国会によって内閣総理大臣が指名されるわけです。信用が失墜したような総理大臣が衆議院を解散し、その後の総選挙で選出された国会議員が同じ人を総理大臣に指名するはずがありません。なので総理大臣側も自身が支持されている状態で解散し、改めて指名されて任期を得るのが最善な方法となるわけです。
 
 もちろん逆もまた然りで、自身が支持されており次回も総理大臣に指名されるのが確実なのであれば解散を選択した方が得です。自民党総裁という立場においても、総理大臣として衆議院を解散し、総選挙で勝ったとなれば総裁任期が終えても、「選挙に勝利した私のままでいいよね?」と選挙無しで続投が決まったりするわけです。菅総理大臣はこのパターンを狙っていたわけですね。すべて無に帰しましたけど。




 自民党総裁選挙を終えて次は私たち国民が投票できる衆議院選挙が目前となってきました。もし初めて選挙に行く18歳のお子様がいらっしゃるのであれば、一度日本の選挙の仕組みや国会の仕組みなど親も一緒に見返してみるといいかと思います。

 

減量記録③

体重推移(~’21/10/03)

 体重の推移は以下の通り。

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青→毎日体重 赤→平均値

 ここ1週間は0.05kg範囲内で平均値がほぼ横ばいです。つまり今は体重77kgということになりますね。平日は筋トレも継続して、体重をキープしているという感じです。これから寒い時期になると動きづらくなり、さらに食事も進む時期となりますので要注意です。

『貧しい人々』

"天才"ドストエフスキーの処女作「貧しい人々」

 著 フョードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキー
 訳 安岡 治子

 光文社 初版2010年4月20日

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貧しき人々


 ”天才”ドストエフスキーのデビュー作でありながら世間では大絶賛された中編小説で、第三者視点ではなく「往復書簡形式」という、簡単に言い換えれば”手紙のやり取り”の内容がそのまま小説となっています。手紙の内容ですので、文字で表現してある分、心理描写なども捉えやすく、ある意味深く読める内容となっています。

互いに貧困にあえぐ「老役人」と「病弱な少女」の文通

 役所で働く貧しい下級役人のマカール・ジェーヴシキンと貧しいうえに病弱な少女ワルワーラ・ドブロショロワ(愛称ワーレンカ)。2人の間で手紙のやり取りが行われているわけですが、47歳ぐらいのマカールに対して、10代と思しき少女のワルワーラの関係は普通に考えれば謎ですね。マカールの手紙には「私の天使」のような表現でワルワーラへの愛情を示す様子から、危険なおじさん臭がしますが、ワルワーラもおじさんを慕い、心配する様子がよくわかるように、相思相愛であると思われます。ただ、恋愛対象というよりは、とにかくお互いを助けて幸せになってほしいという慈愛の精神という感じです。
 何故文通をしているのかは言及されていません。しかも、中庭を隔てた向かいの建物に住んでいるような描写があるので会えない距離に住んでいるというわけではありませんし、「夕方のミサ」やお互いに本を届けたりと、割と会っている描写も見られます。
 「貧しい人々」のタイトルの通り、ほぼ貧しい人しか登場しません。登場といっても手紙の中のエピソードとしてですが、時代背景もあってか貧しいのレベルが違います。ちょっと面白い部分として、マカールの靴がボロボロすぎて、底が取れてしまい、もはや何を履いているのかわからん的なことを言っているところがあります。そして、お互いに、さらに手紙のエピソードに出てくる人物たちも、貧しい人々の間で助け合い励ましあいしているわけですが、正直誰も幸せになれていないお話です。貧しい人が貧しい人に助けを求めたところで問題解決にはなりませんもんね。

まとめです

 安岡治子さんの訳がすばらしいのか、とても読みやすい小説です。ドストエフスキーの小説は長く内容が複雑で難しいという印象が強い、いわゆる「5大長編」を想像しますが、「貧しい人々」は300ページほどで、しかも難しい予備知識もいらず、本当に2人の手紙のやり取りなので読みやすいと言われています。実際、苦も無く読めました。
 とにかくワルワーラが幸せに暮らせること。そんなワルワーラが近くにいることがマカール自身の幸せであり、いつまでも幸せを感じて生きていたいという願望を、自分の身を削ってまで実現させようと必死に貧困の中でもがいているおじさんの姿は正直滑稽ながらも、愛する者のためにここまでするのかと感嘆させられる部分もあります。ただ、表現の中で拗らせすぎて、もはや愛する人への言葉なのか疑問な部分もありますが。。。
 もしドストエフスキーの名前の前に二の足を踏んでいる人がいるなら、ぜひこの本を手に取って読んでみて、「ドストエフスキー読んでるよ」という実績作りの一つにしてはいかがかと思います。そういった意味では最適な1冊です。



減量記録②

 自民党総裁選挙が終わり岸田文雄自民党総裁が誕生しました。河野太郎岸田文雄の決選投票は早くから予想されており、決選投票となれば岸田さん有利と言われておりました。まさにその通りになったわけですが、それでも最初の選挙では国民や若手議員、党員党友から多く支持を集めていると予想された河野さん有利でしたが、ふたを開ければ岸田さん1位通過でしたね。本当に選挙に強い方だと思います。さて、今日の記録です。
 

筋力トレーニン

 昨晩は久しぶりに自主的にお酒を控えられたので寝付きも寝起きもとてもよかったように思います。今日のお勧めはこちらです。


 8分間の下半身トレーニングです。インターバル無しの8分間ぶっ続けなので、これをやる日は少し覚悟がいりますね。内容としては下半身中心、特に大腿四頭筋、つまり正面からみた太ももの部分です。ただ太ももの内側やふくらはぎからお尻にかけても負荷がかかるトレーニングも含まれており、下半身全体に効果的です。実践としては2日やって1日休みくらいのペースで半年くらい続けられると劇的に脚が細く引き締まってきます。私の下半身も見た目が劇的に変わりました。
 
 少し物足りないのはハムストリングスやふくらはぎ、要するに脚の裏側への負荷です。この辺りは他のトレーニングで補っていくのがいいかと思いますが、このメニュー自体やり切ったら下半身全体になかなか効いてきますので日を分けて行うことをお勧めします。

おわりに

 下半身、特に太ももの筋肉は体の筋肉の中でも大きい部類に入るので、ここをしっかり鍛えて基礎代謝量を上げていくのはダイエットの基本だと思っています。筋肉がついて脚が太くなるのが嫌だとお思いの方、脚を筋肉で太くしようと思ったらこの程度のトレーニングでは無理です。この程度の負荷であれば、余計な脂肪が落ちて程よく筋肉のついた引き締まった脚を獲得できます。事実、私はこれで脚がだいぶスッキリしましたが、細くなった脚をみて、思っていたほど筋肉がついていなかったんだと思い知らされました。

 何よりも継続していくことが重要です。8分間のトレーニングですが、例えば後半のスクワットのみやってみるなど、精神的な過負荷にならないように取り組むことをお勧めします。