子供へ伝える「一塾」

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減量記録④「筋トレ」の効果

「筋トレ」はダイエットの最適解の一つ

 昔も今も時間が経つにつれ、ダイエット法も確立されては消え、いったい何が正解なのかわからなくなります。ダイエットしようと思えば摂取カロリーを消費カロリーが上回ることが絶対条件です。これなくして体重減少はないですね。

 消費カロリーを増やすにはやはり運動をすることを一番に思い浮かべ、明日から近所をジョギングしようと決意して走り始めますが、一週間後には走らなくていい理由を探しているのはあるあるです。いわゆる有酸素運動は何よりも一定以上の時間をかけないと効果が出ないという欠点があります。そこでせめて短時間で何か効果を得ようと考えて行き着くのが「筋トレ」という選択肢。

 筋トレはもちろん筋肉を増加させるトレーニングですが、ではなぜそれが最適解の一つであるかについて完結に書いていきたいと思います。

動かずともカロリーは消費する

 人のエネルギー消費は何も運動することに限って起こるものではありません。生きているだけでもカロリーは消費されています。このエネルギー消費を「基礎代謝」と呼びます。他にも食べたものを消化したり、体温を一定に保つためにもカロリーは消費されています。トレーニングにより筋肉が増加すると、この基礎代謝量が増加します。増えた筋肉を動かすのだから消費エネルギーが増えるのは当然、ということです。

 「基礎代謝」に使われるエネルギーは、生命維持のためのエネルギー消費のうち実に60%ほどにもなります。


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 そして基礎代謝のうち筋肉に使われるエネルギーは22%あり、すなわち筋肉で消費する量が多ければ意図的な運動をしなくても自然と消費カロリーは増えていくということです。

とにかく運動は嫌!摂取カロリーを減らす?

 摂取カロリーが消費カロリーより少なければ良いと言うのであれば、食べる量を少なくすれば筋トレすらせずとも痩せられる、と運動絶対イヤ側の人は思います。自身の基礎代謝量を考えての食事制限はなるほど有効かと思います。しかし、それを無視して例えば期間の定めなく絶食をしたり、極端な食事制限をすると、筋肉が衰えていき、減少した筋肉分の体重が落ちることでダイエットに成功したと勘違いしてしまいます。その効果を信じ、食事制限を継続していくとさらに筋肉は減り、筋肉が減ると運動することもしなくなります。そして体系が崩れていき、気持ちも落ち込んでいく。最悪そのような悪循環に陥りかねません。何より食事をしないストレスは耐え難い苦痛です。

 1日1食や16時間ファスティングなど健康に留意した食事法がいくつか話題になりました。私も試したことがあります。正直減量効果は抜群でしたが、どれも1か月程度と期間を決めて行いました。この手の方法を試す場合、必ず目標を設定し、正しい方法を必ず踏襲するといったことが大切だと思います。

無理なく、ストレスも最小限なダイエット最適解の一つ

 筋トレによる基礎代謝量の増加はすべてのダイエット法の土台になる方法です。日常生活の中で20分ほどのトレーニングでも十分効果があり、基礎代謝量が増加することで特別に運動することもなく通勤通学、家事などでもカロリーをしっかり消費することができるようになります。そして何より筋トレによって身体の外見も変わります。少しでも引き締まった身体を鏡に映して見るというのはモチベーション維持にものすごく効果があります。結果が目に見えるというのは大切です。

 ウォーキングやランニング、食事制限などいろんなダイエット法を試したけど続かない、効果がない、もしくはリバウンドしてしまったという人には普段の生活の中に「筋肉を鍛える・増やす」という意識を持つことを強く強くお勧めします。