子供へ伝える「一塾」

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自民党総裁選でも出てくる『ドント方式』

自民党総裁の選出方法は?

 連日ニュースで話題の自民党総裁選挙について勉強したいと思います。ニュースでは国民からの人気投票みたいなこともしていますが、我々に投票する権利はありません。あくまで自民党のトップを決める選挙なので、投票できるのは自民党員。

 自民党員の中でも票の重みの違いといいますか、自民党国会議員は一人に一票。その他の党員·党友票はドント方式を用いて前述国会議員と同数の票を各候補者へ配分するという方法が取られます。

 ちなみに現在の国会における自民党議席数は衆議院参議院合わせて383議席。そして党友とは『政党の構成員(党員)ではないが、政党の外部の支援者あるいは政党と友好関係にある個人(出典:Wikipedia)』。また、今日入党したからといって有権者になれるわけではなく、『総裁選挙の前2年継続して党費を納めた党員の方は、総裁選挙の有権者になります。(出典:自民党HP)』とあるので、急いで入党しても今回は投票できません。なので、党友というのは入党してはいないけど、自民党の政策に賛同していて過去2年に渡って党費を収めてはいるけど、党から課される義務はない人、といった理解でいいの····か?

 

党員・党友票を配分するドント方式とは?

 

 ドント方式の"ドント"はベルギーの数学者ヴィクトル·ドントから取って名付けられてます。議席を配分するための方法の一つです。

 

どんな場面で使われている?

 

 自民党総裁選挙の国会議員票以外の票の配分に使われるので、今回の自民党総裁選挙関連ニュースではよく耳にします。衆議院参議院選挙の比例代表制議席割当にも使われるので、これを機にしっかり覚えておこうと思います。

 

ドント方式の簡易図解


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